うつ✖︎銀行員✖︎パパ

うつ病と闘病中の現役銀行員かつ二児の父です。自身の経験が少しでも誰かの役に立つことを願って。

うつ病が治りかけ?!仕事の復職時に大切にしたい心構え

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皆さん、おはこんばんにちは。うつ✖銀行員✖パパのneoです。

本日は、うつ病から仕事に復職する際、大切にしたい心構えについて書きたいと思います。

うつ病で3ヶ月間休職した私。

復職の際の思いや、復職してからの心構えについて皆さんの参考になれば幸いです。

 

うつ病でなくても、ついつい頑張りすぎてしまうあなた。

参考になる部分があるかもしれません。

 

よろしければ最後までお付き合いください。

 

 

1、うつ病と復職

(1)うつ病から復職が怖い

うつ病で3ヶ月間休職した私。

体調も一時期のどん底に比べると、だいぶ回復してきたことから、復職することになるわけですが、、、

 

「怖い」

 

はい、恐怖でしかないです。

 

休職中の3ヶ月の心境を簡単に表すと

 

最初の1ヶ月:会社を休んだことに対する罪悪感

真ん中の1ヶ月:すこしゆっくりできるかな

最後の1ヶ月:復職が怖い

 

です。

健康な方からすると3ヶ月も休みがあっていいなあ、なんて思われるかもしれません。

ですが私の場合、心の余裕が少しできたのは真ん中の1ヶ月だけでした。

 

「復職が怖い」

 

これはうつ病と闘病中の方なら、誰しもが抱く気持ちだと思います。

怖くて当たりまえ。

怖くないはずがありません。

 

では具体的に何が怖いのか?

「再発してしまうのではないか?」

「周囲から休んだことで白い目でみられるのではないか」

「自分は必要とされていないのではないか」

私の場合はこんな感じでした。

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(2)うつ病から復職までの期間・休職期間の平均は?

復職までの期間・休職期間の平均は人によって様々なようです。

私の場合は3ヶ月でした。

主治医の先生に参考までに尋ねてみたところ、

3ヶ月~半年

という患者さんが多いようです。

中には1ヶ月という方もいらっしゃるようです。

いずれにしろ、主治医の先生とよくよく話をすることが肝要かと思います。

会社に行けそうか?まだそうではないか?

素直な気持ちを先生に話し、相談することが一番です。

 

(3)うつ病から復職後の体調不良

復職後は自分が考えている以上に、心と体に負担がかかります。

思いがけず体調不良になることは、なんら不思議なことではありません。

私の場合は、とにもかくにも風邪をひきやすくなりました。

当然ながらしばらくの間、残業はご法度です。

会社に遠慮する必要は全くありません。

主治医の先生に残業禁止のお墨付きをもらい、会社に伝えればOKです。

主治医の判断があるにもかかわらず、残業を強要するような企業であれば、限りなくブラックに近いと言わざるをえません。

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(4)うつ病から復職後の再発

どんなに注意深く日々を過ごしていても、うつ病の再発の可能性は十分にあります。

2017年1月の厚生労働省の統計によると、

「うつ病による傷病休暇から復職した社員の47.1%が、5年以内に傷病休暇を再取得している」

そうです。

復職しても、半分の人が再度休職してしまう、ということなのですね。

休職自体が、決して悪いことではありません。

しかしながら自分の意思に反して、休職せざるを得ない状況にまで追い込まれてしまうとしたら、それほど悲しいことはないですよね。

心がけ次第、とりわけ職場での心の持ち方でそれが防げるのならば、知っておくに越したことはありませんよね。

 (5)うつ病から復職後の過ごし方

復職後の過ごし方で一番大切にしていただきたいこと。

それは

 「無理をしない」

こと。

 

会社での働き方におきかえて言うなら

「出社することだけ考える」

です。

 

いいですか、出社することだけ考えるのですよ!

もっというなら出社さえできれば、それだけで100点満点です。

極端に言うなら会社で何もしなくてもいい、と私は思います。

 

うつ病で休職をしていたわけですから、会社の空気を吸うだけでも、体と心には大きな負担がかかります。

 

・周囲の人の楽し気な声

・電話の音

・上司の怒号

 

こういった全てがストレスですよね。

 

そもそも朝起きてから準備をし、満員電車やバスに揺られるだけでも、ものすごいストレスが心と体にかかるわけです。

 

私の場合は会社の空気になれるため、まずは午前中だけの出社を1週間。

そこから徐々に勤務時間を伸ばしていくという方法をとりました。

 

可能であれば、徐々に体を慣らしていくという方法を上司と相談するのがお勧めです。

 

 

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2、復職後に体調がいい日が続いた!うつ病が治りかけ?!

会社に出社することに少しずつ慣れてくると、体調のいい日が続くこともありあます。

しかし、そんな時こそ油断は禁物です。

 

うつ病と闘病中の私が悩まされていること。

 

それは、

気持ちの波

です。

 

いいときはいたって普通、むしろ気持ちが高ぶり、仕事がはかどることだってあります。

しかしながら沈むときは本当にダメ。

全てがネガティブ思考に早変わり。

 

そしてその気持ちの波は、そのままストレートに体調に影響します。

 

・頭痛

・めまい

・吐き気

・微熱

 

私の場合は気持ちが沈むと、こういった症状がでてくるのです。

波のサイクルは人それぞれだと思います。

 

そんな私が以前、1ヶ月くらい沈まなかった時期がありました。

だいたい2週間に1回くらいはへこむことが通例だった私。

 

「あれれ?ひょっとしてうつ病治りかけ?!

 

なんていう風に思いました。

 

・体調も悪くない

・頭もそれなりに冴えている

・仕事でもっと貢献したい

 

こんな思いから残業をします。

頼まれた仕事はすべて引き受けます。

何なら自ら仕事を取りに行きます。

 

3、うつ病から回復期の焦り(復職後)

そうやって自然と勤務時間が長くなり、疲労がたまってきます。

しかしながら気持ちは沈んでいないわけですから、

 

・「頑張らなきゃ」

・「遅れを取り戻さないと」

・「ここで評価してもらおう」

 

焦りの気持ちが出てきます。

 

体は疲れているのに、気持ちばかりが空回り。

当然どこかでガタがきます。

 

気持ちの沈みが先だったのか、体の悲鳴が先だったのか。

 

うつ病の症状が完全に再発してしまったのです。

 

4、仕事をしながらうつ病を克服

休職中にうつ病を完全に治すのは至難の業だと私は感じています。

そもそもうつ病は治すものでなく、付き合っていくものと今は捉えています。

うつ病はいつも心のそばにいて、いいときもあれば悪い時もある。

そのことが分かったうえで自分の体調をコントロールできる。

こういった状況になれば、「うつ病を克服した」と言えるのではないでしょうか?

 

話が少しそれましたが、サラリーマンの場合は、仕事をしながらうつ病と付き合っていくことになると思います。

 

では、これから仕事をしながらうつ病を克服する際、とりわけ復職する際に、最も重視してほしいことを書きます。

 

とその前に、簡単なクイズを出します。頭の体操になりますので、ぜひとも考えてみてください。

 

【問題】

次のA・Bの社員のうち、うつ病から復職後の働きぶりを評価されるのはどちらでしょう?(※一般的な社員が出す成果を100とする)

 

A:基本的に80の成果をだすが、あるときは120、130の成果を出すこともある。しかしながら反動で、ちょこちょこと会社を休んでしまう社員。

B:基本的に70の成果しかださないが、会社を休まない社員。

 

答えは決まりましたか??

 

正解は、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B:基本的に70の成果しかださないが、会社を休まない社員。

です。

正解といっては語弊がありますかね。

私の会社の場合はBだったのです。

皆さんの職場はどうでしょうか?

私はここを勘違いしたばかりに、振り返ってみると結構損をした気がします笑

 

というのも私は完全にAの社員だったのです。

あくまで自分での評価ですが、調子のいいときは120、130の仕事をこなせた時期もありました。

それは

困っている人を放っておけない

という気持ちが大きかったように思います。

 

ですが反動で休んでしまうこともありました。

そうなると会社は評価をしないのですね。

休まず来るということが大前提なのです。

 

まあ当然といえば当然ですかね汗。

 

というわけで前置きが少々長くなりました。

 

仕事をしながらうつ病を克服する際、とりわけ復職する際に、最も重視してほしいこと。

 

それは

 

出社することだけ考える

 

もっというなら

 

・「仕事をあまり引き受けない」

・「仕事を断る勇気を持つ」

 

ということです。

 

もちろん、サボりまくればいいと言っているわけではありません。

ただ、頑張りすぎてしまった結果、会社を休んでしまっては非常にもったいないということです。

 

うつ病は、真面目で頑張り屋の方がかかりやすいといいます。

ついつい頑張りたくなる自分を少し押さえ、

「これなら無理なく続けられる」

というくらいの仕事量に抑えてください。

 

大丈夫です。もっと元気になったらバリバリ仕事をして、周囲に恩返しすればいいのです^^

いまは体調が最優先。

あなたの体は、あなた自身で守ってあげてください。

 

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5、うつ病が治るきっかけ

私は仕事が原因でうつ病になりました。

そんな私が思う、うつ病が治るきっかけ。

 

それは仕事です。

 

ん?

「仕事が原因でうつ病になったのに、治るきっかけは仕事なのですか?」

という声が聞こえてきそうですね笑い

 

そうですね!

まだまだ治ったとは到底言えない私ですが、そう確信しています。

 

私がうつ病になった原因は、一言でいうならパワハラです。

 

・上司からの怒号

・上司からの罵声

・上司からの辛辣なメール

 

ここに度をこえた残業も加わり、心も体もボロボロに。

毎日私のすべてを否定され続けました。

 

だからこそなんです!

仕事で全てを否定された自分を、

もう一度仕事で肯定してあげるのです。

 

一見すると逆説的ではありますが、心からそう思います。

 

仕事で全てを否定された私は、当時こう思いました。

・「自分は仕事ができない」

・「自分の存在は周囲への迷惑でしかない」

・「自分は必要とされていない」

 

こういった自分をもう一度、仕事で肯定してあげるのです。

・「自分は仕事ができない」⇒できる仕事もあるぞ!

・「自分の存在は周囲への迷惑でしかない」⇒周囲に役に立てることもあるぞ!

・「自分は必要とされていない」⇒私を必要としてくれている人もいる!

 

仕事以外で自分を肯定する方法は確かにたくさんあります。

もちろんそうやって自分を励ますことは大事です。

休職中にはそういった肯定の方法は効果的だと考えます。

 

ですが、根本的な解決には結びつかないと思うのです。

 

以前誰かが言っていました。

 

「仕事の悩みは仕事でしか解決できない」

 

まさにその通りだと感じます。

 

うつ病が治る、すなわちうつ病を受け入れたうえで、自分の体調をコントロールできる状態。

ここまでうつ病を克服するには大変な労力と時間がかかるものだと考えます。

私自身、仕事に復職してもうすぐ2年となりますが、まだまだ完全に克服できているとは到底言えません。

 

ですが仕事に復職して思うのは、

 

ずっと休職していたら、ここまで回復していなかっただろう

 

ということです。

 

もちろんこれは休職を否定するものではありません。

むしろうつ病になったら休職は必要だと私は考えます。

 

 

ただ休職中にうつ病を完全に治すと考えるのではなく、

休職⇒復職

というステップを踏んだうえで、うつ病を治すのが重要だと思うのです。

 

話を整理すると、

①うつ病になってどん底になる(気力体力ともにどん底)

②うつ病になって休職する(気力体力ともに少し回復)

③休職から復職へ(気力体力ともにさらに回復)

 

という段階を一歩一歩着実に進むのが、うつ病を治す上では大事だと考えます。

 

6、まとめ

最後になりましたが、とにもかくにも私が伝えたいメッセージ。

それは、うつ病からの仕事の復職時には、

 「無理をしない」

ことです。

 

うつ病を経験し、休職から復職へのステップを進もうとしているあなた。

本当に素晴らしい、立派なことだと私は思います。

確実に病気を克服する方向に向かっています。

だからこそ、今のその状況を大切にしてほしい。

そして少しずつで構わないですから、一歩一歩着実に前に進んでいってほしいと思います。

 

この記事が少しでもその一助となれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

neo

 

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