うつ病を受け入れる②~うつ病の宣告と否定~
皆さんこんばんは。うつ✖︎銀行員✖︎パパのneoです。前回に引き続き、うつ病を受け入れることの難しさ、受け入れた経緯とその後の変化について書きたいと思います。
1、要約
・「自分がうつ病である」と受け入れるのは容易ではない
・過去のプライド、実績、自分の理想像が邪魔をする
・しかしながら、「自分がうつ病である」と受け入れると気持ちが楽になる
・振り返ってわかることだが、「自分がうつ病である」と認めることが治療の第一歩
2、回想 ~うつ病の宣告と否定 ~
以下、前回の続きとなります。
そう、私は恐る恐る会社からそう遠くない精神科を予約しました。
電話受付けの方はすごく丁寧でした。
自身がうつ病であるということを受け入れられない私は、
「最近体調が悪く、様子がおかしくて、内科に精神科の受診を勧められました」
と「うつ」という言葉を避けて会話をしていました。
驚いたことに当日の予約はすでにいっぱいで、結局1週間先に受診をすることとなりました。
受診当日。
予想に反してというか意外というか、院内はとても清潔かつ綺麗かつお洒落な造りになっており、
●プラズマクラスターの加湿器
●センスのあるデザインの本棚
●無音で流れる『映画:アバター』
がとても印象的でした。
その場には私と同じく診察を待つ人たちが4人~5人はいたように思います。
なるべくその人たちを見ないようにしようと思いながらも、どんな方がいるのか気になって仕方がありません。
私と同じスーツ姿の男性。
あとの4名は女性だったと思います。
1人が目を閉じていましたが、あとの4人はスマホを触っていました。
見た目は本当に普通で、自分の勝手なイメージの中にある「心の病」の方には見えませんでした。
予約をしたにも関わらず、30分ほど待ちましたでしょうか。
名前を呼ばれて、診察室に入りました。
「初めまして。医師の〇〇です。いかがなされましたか?」
と先生から質問され、最近の不調について話を始めると、とめどなくあふれてくる涙。
勝手にどんどんでてきます。
おかしい、こんなはずではない。ちょっと話をするだけで、
先生からは「まあ大丈夫でしょう」
と言われるはずだった。
ひとしきり話し終えると、先生は
「今までよく頑張ってこられましたね。大変立派です」
と前置きを付けたうえで、
「あなたは典型的なうつ病です」
と言われました。
頭の中が真っ白になるとはこのことでした。状況が理解できません。
そんなはずはない。
そんなはずがない。
俺がうつ病なんかになるはずがない。体の調子がちょっと悪いだけですよね?そうでしょ先生?
先生は続けます。
「ショックですよね。お察しします。でも安心してください。うつ病は必ず治ります。お薬を一緒にこれから飲んでいきましょう」
は????
薬だと????
誠に失礼ながら、その後の先生の言葉はすべて営業トークにしか聞こえなくなりました。(今となっては本当に失礼だったと思います。ごめんなさい)
ははーん。わかったわかった。そうきましたか。これがビジネスなんだなと。
うつ病と診断をする、そして治すのには薬物療法で延々と通い詰める羽目になるんだなと。
俺はそんな罠には引っかからない。
だいたい副作用があるだろうが。
薬漬けになるのはまっぴらごめんだ。
と心で叫んでいました。先生はその後、副作用についても丁寧に説明してくださいましたが、私は勝手に心を閉ざしてしまいました。
ちょっと考えさせてください。。。。。
私がそう言うと
「わかりました。でも無理はしないでくださいね」
先生はおっしゃいました。
それからはさらにつらい日々が続きます。
朝起きるときも、仕事をしているときも、寝るときも考えることは常にただ一つ。
「オレはうつ病なんかじゃない」
しかし否定すればするほど、現実とのギャップに追い詰められてゆくのです。
うん、なかなか結論にたどり着かないorz ごめんなさい。続きはまた次回。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
neo
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